AIエージェント時代の新卒エンジニア採用――エクサウィザーズが語るRecursion活用の理由

AIエージェントや大規模データ活用が加速する中で、社会課題を解決するためのプロダクトを次々と生み出しているエクサウィザーズ。同社が急成長を遂げられる背景には、グローバルに多様な人材が集まる強力なエンジニア組織があります。そして採用において重視するのは、「学びを自分の言葉で語れる力」や「アウトプットを形にする力」。

基礎力を磨き、アウトプットメインの学習で力をつけたRecursion受講生が、同社の望む資質にマッチし、インターンを経て内定に至った事例も紹介いただきました。

本記事では、エクサウィザーズの新卒採用をリードする遠藤氏へのインタビューを通じて、教育から採用まで一貫して支援するRecursionが、企業の採用活動にどのように貢献できるのかを具体的にお届けします。

株式会社エクサウィザーズ様

https://exawizards.com/

AIで社会課題を解決する企業「エクサウィザーズ」とは

まず、エクサウィザーズという会社について教えていただけますか。

エクサウィザーズは「AIを用いた社会課題解決を通じて幸せな社会を実現する」というミッションを掲げ、医療・介護・HR・エネルギー、金融など、幅広い産業課題をAIの活用によって解決しようとしているのが特徴です。

事業は大きく2つに分かれています。官公庁・自治体・大手企業と協働し社会課題解決型のプロジェクトを推進する「AIプラットフォーム事業」と、自社で生成AI・AIエージェントプロダクトを開発・提供する「AIプロダクト事業」です。「AIソリューションサービス事業」で推進するプロジェクトから得た知見から、汎用的な課題を見出し、より多くの顧客課題や社会課題を解決するプロダクトを開発・提供する「AIぐるぐるモデル」を回し成長を続けてきました。

自社プロダクトでは、直近1年で10以上をリリース。自由会話音声から認知症を診断するAI医療機器、国内シェアNo.1(※)を誇る法人向けAIエージェントサービス、営業人材育成を支援するAIロールプレイングサービスなど、社会課題に直結したプロダクトを次々と市場に投入しています。

※出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所「LLM(大規模言語モデル)を自律的に連携させ非定型業務を自動化するAIエージェント ソリューションサービスの市場動向」、発刊日2025年5月30日

なぜこれほど継続的にプロダクトを立ち上げられるのでしょうか。

エクサウィザーズが次々と新しいプロダクトを生み出せる背景には、優秀なエンジニア組織の存在があります。社員の約50%がエンジニアで、うち40%以上が外国籍。25カ国以上から集まるメンバー(2025年9月時点)は、ロボティクス、コンピュータビジョン、構造化データ処理、数理最適化、自然言語処理など幅広く横断できるマルチモーダルな技術力を持ち、社外コンペティションでも成果を残しています。

さらに、博士課程進学支援制度や資格取得支援制度、職務発明制度など、成長と研究を両立できる仕組みがあり、多様な言語のスペシャリストとして特定技術を極めることも、ゼネラリストとして幅広く経験を積むこともできます。自らキャリアの方向性を選びながら成長できる柔軟な環境が整っています。

ゼロからモノ作りができるエンジニアを採用したい

ここからは御社の採用についてお聞かせください。新卒や若手エンジニアの採用について、どのような考えを持っていらっしゃいますか。

新卒採用を本格的に開始したのは2023年からで、ちょうどChatGPTなどが登場し始め、自前で新しいAIモデルをつくるよりも、それをソフトウェアに組み込み、次々とプロダクト化することが主流になってきた時期でした。事業方針としても、自社プロダクトをスピーディーに立ち上げていく方向にシフトしたため、中途か新卒かにこだわらず、ゼロからものづくりができる人材が必要になったのです。

学生が就職活動をするうえで、どのような経験が評価されやすいのでしょうか。

ポジションによって少し違いますが、共通しているのはプロセスを自分の言葉で語れるかという点です。

機械学習エンジニアの場合、修士や博士課程の学生が多いため、研究経験が中心になります。その研究プロセスを自分の言葉で説明できるかどうかを重視していて、成果として国際学会やカンファレンスで発表することもありますが、それ自体よりも考え方と取り組みのプロセスに注目しています。

ソフトウェアエンジニアの場合は、アウトプット志向を重視しています。チーム開発などに参加して短期間でプロダクトを作り上げ、外部からのフィードバックを受けて改善した経験は高く評価されます。また、自分でアプリを開発・リリースしたり、デプロイの経験を積んでいたりすることも重要です。そのため、書類選考ではGitHubの提出を求めることも多く、日常的に開発やリリースに取り組む習慣があるかを重視しています。

Recursion経由で内定した学生インターンの事例

Recursionから複数の方が、御社に内定が決まってますよね。彼らを採用しようと思ったのはどんな理由からでしょうか。

一言でいうと、自分で学び、アウトプットする力があること、そしてグローバルな環境で活躍できる素養を持っていることです。

Kさんは複数社でのインターン経験があり、自主的にアプリを開発していました。それについてちゃんと複数人からフィードバックを受け、改善を重ねていた点が大きな評価ポイントでした。

また、AWSを自費で勉強していて、アメリカで英語を使っていた。加えて経済学のバックグラウンドもあるので、将来的にはビジメンバーとの連携でも力を発揮できると期待しました。自己学習力、実装力、英語力、コミュニケーション力と、複数の強みが揃っていたことが決め手でした。

またNさんについても、海外でのインターンシップ経験があるなど、強い海外志向を持っていました。「グローバル環境で働けるか」を重視しており、多国籍のエンジニアが集まる当社にフィットすると判断しました。

インターン中はどのような様子でしたか?

夏から3カ月ほど、ちょうど新しく立ち上げたAIエージェントのUI/UX開発を任せました。ゼロイチの段階だったのですが、想像以上に成果を出してくれました。リリース直前のタイミングとも重なり、実際に発表とプロダクト公開まで関わってもらえたのは大きな経験だったと思います。

また、グローバルチームの中で英語を使いながらスムーズにコミュニケーションできていたのも印象的でした。配属されたチームは日本人が一人しかいない環境でしたが、外国籍メンバーとしっかり協働できていました。

振り返っての評価はいかがですか?

現場からの評価は非常に高かったです。与えられたタスクを着実にやり切るだけでなく、進め方の相談や提案も自発的にしてくれました。アウトプットの質も高く、グローバル環境での適応力も十分に示してくれたと思います。

優秀だった新入社員がRecursion受講生だった

どうしてRecursionを採用に使おうと思われたんですか。

最初のきっかけは内定を出した学生がRecursionの受講生だったことです。その子が本当に優秀で、当時の内定者の中では非常に高評価だったので、彼が使ってたサービスなら間違いないだろうという信頼感がありました。エンジニア採用に苦労する中、Recursionには彼のような基礎力とアウトプット力がある学生がそろっていると思いました。

他のサービスと比べて、Recursionを利用して良かった点はどこにありますか。

当社はまだソフトウェアエンジニアの採用が年間10名程度で、大量に紹介してもらう必要はありません。むしろ自社に合う人材をピンポイントで紹介してもらえる方がありがたいです。

その点、Recursionは学生との距離が近い分、その人のスキルだけではなく「本人がどこで迷っているか」とか「他の会社をどう見ているか」まで情報を共有してもらえるので、配属の判断もしやすいし、ミスマッチが起きにくいと感じています。

教育面から採用まで一貫して支援している点も大きな価値です。スキルの変遷や学習への姿勢を踏まえたうえで、マッチングしていただけるのは本当に助かります。

学びからキャリアまでをつなぐRecursionの価値

今回のインタビューで印象的だったのは、エクサウィザーズが一貫して「グローバルな環境で、多様な技術を学びながら課題解決に挑む人材を求めている」という点でした。実際にインターンを経験した学生も、学習力や海外経験、チーム開発への挑戦が高く評価されています。

そして、私たちRecursionが大切にしている「学生一人ひとりの学習の積み重ねや成長のプロセスを理解し、その人に合った企業との出会いをつくる」という考え方を、エクサウィザーズに評価いただいたことは大きな意味を持ちます。

単なる人材紹介にとどまらず、学びからキャリアまで一貫して支援できるからこそ、学生と企業双方にとって納得感のあるつながりを実現できる。その価値を改めて感じられたのは、私たちにとっても嬉しいことです。これからもRecursionは挑戦する学生を後押しし、エクサウィザーズのような先進的企業と共にキャリアの可能性を広げていきたいと思います。

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