急成長SaaSスタートアップ・ログラスが語る これから伸びる新卒エンジニアの条件

急成長を続けるスタートアップでは、どんな新卒エンジニアが活躍しているのでしょうか。今回、SaaS領域で存在感を高める株式会社ログラスの新卒採用担当者、藤岡咲さんにインタビューしました。ログラスでは、すでにRecursionで学んだ学生が新卒やインターンとして活躍しています。

本記事では、「これから伸びるエンジニアとは何か」をテーマに、ログラスが評価する学生の特徴や、Recursion出身学生に感じている強みについて率直に語っていただきました。急成長企業のリアルな声から、これからのエンジニアに求められる力を探ります。

ログラス インタビュー

株式会社ログラス 様

https://loglass.jp/

急成長を続けるSaaSスタートアップ・ログラスとは

まずは、御社の事業について教えてください。

弊社は、企業の経営管理を支えるSaaSプロダクトを開発しているスタートアップです。企業の予算管理や経営分析は今でもExcel中心の運用が多く、いわゆる“Excel地獄”によって意思決定に十分な時間を割けないという課題があります。

私たちはその経営データをクラウド上で一元管理して、企業がより速く、より正確に意思決定できる環境をつくっています。

その背景にあるのが、「良い景気を作ろう」というミッションです。正しい経営を行うことで企業価値を高め、そこで働く人達の給与が上がる。そうすることで消費が拡大し、社会全体が豊かになる。そんな好循環をテクノロジーで支えたいと考えています。

そして今、特に力を入れているのが「Loglass AI Agents」構想です。AIが経営の意思決定に必要な示唆を高度に抽出し、人間が次の一手を決めるための強力なパートナーとなる世界を目指しています。

経営管理は企業活動の中心にある領域なので、ここを変えることができれば企業の成長スピードそのものが変わります。設立から数年で従業員約300名規模まで拡大し、若手エンジニアがプロダクトの中心として活躍できる成長フェーズにあります。

ログラスの新卒エンジニアの仕事と開発環境

ログラスに新卒エンジニアとして入社した場合、どんなプロダクトに関わることになるのでしょうか?

基本的には、私たちのメインプロダクトである経営管理SaaSの開発チームに入ってもらいます。ログラスはプロダクトのファンクションごとにチームが分かれていて、1チーム5〜6人くらいの規模で、アジャイルに開発を進めています。

新卒だから補助的な仕事だけ、ということはなくて、最初からチームの一員として開発に参加します。実際の機能開発や改善に関わりながら、チームで議論しつつ進めていく形ですね。

プロダクト自体がまだ成長の途中にあるので、「完成されたものを運用する」というよりは、「一緒に作っていく」感覚が強いです。アジャイル開発なので開発サイクルも速く、新卒でも意見を出したり、設計について議論したりする機会は多いと思います。

フロントエンド/バックエンドなど、配属はどう決まりますか?

基本はバックエンドの開発がメインです。フロントもフルスタックでできる方という募集をしていて、基本はアプリ開発をメインに担当してもらいます。

どんな技術スタックで開発していますか?

バックエンドは主にKotlinとSpringを使っています。また、パフォーマンスが求められる特定のコンポーネントにはRustを、今後拡大するマイクロサービス群の最適化にはGoを採用するなど、適材適所の技術選定を推進しています。フロントエンドはTypeScriptとReact、Next.jsが中心ですね。

学生の方からよく「この言語をやったことがないと難しいですか?」と聞かれるんですが、特定の言語経験そのものはそこまで重視していません。実際、入社時点でKotlinやSpringの経験がある学生はほとんどいないです。

今後は「Loglass AI Agents」構想も連動して、より高度なデータ処理や分散システムの開発にも挑戦していく予定です。

新卒エンジニアの採用では、どんなポイントを重視して見ていますか?

一番大きいのは、技術の基礎力と考える力ですね。特定の言語をどれだけ触っているかというよりも、コンピュータサイエンスの理解や、問題をどう整理して考えるかを見ています。

あとは、インターンやアルバイトなどで実務に近い経験をどれくらい積んでいるかも一つの指標です。ただ、経験の量だけではなくて、そこから何を学んだか、自分でどう成長してきたかも重視しています。

スタートアップなので、正解が決まっていない状況で考え続ける力や、新しいことを自分でキャッチアップしていく姿勢は特に重要ですね。技術と思考、その両方のバランスを見ているイメージです。

ログラスが評価するRecursion出身エンジニアの強み

Recursionで学んでいる学生について、他の学生と比べてどんな印象がありますか?

まず感じるのは、コンピュータサイエンスの基礎理解がしっかりしていることですね。単にコードが書けるというより、「なぜその設計にするのか」とか、「長期的にどう運用されるか」といったところまで考えられる学生が多い印象です。

スタートアップの開発では、正解が決まっていない課題に向き合う場面が多いので、こうした思考力はすごく重要です。Recursionの学生さんは、その部分が自然にできていると感じます。

企業側から見ても、基礎がしっかりしている人材は育成コストが低く、早い段階からチームに貢献できます。その点で、実務に入ったときの立ち上がりが非常に早い印象があります。

実際に高く評価した学生の例もありますか?

例えばGさんは、実務経験が特別多いわけではなかったんですが、思考力と技術への探究心がとても高かったです。加えて、弊社のミッションへの共感も強く、「なぜこの会社で働きたいのか」がはっきりしていました。

技術力だけでなく、ミッションへの共感や成長意欲も含めて評価しています。特にスタートアップでは、自分で考えて動けるかどうかが重要なので、ポテンシャルが高いと感じています。

ログラスが求める人物像に近い学生は、どんなタイプですか?

技術と思考のバランスが取れていることは前提ですが、それに加えて素直さや学び続ける姿勢も大切だと思っています。フィードバックを受け入れて、自分をアップデートしていける人ですね。

自分の力で考えながら、難しい課題に粘り強く取り組む経験を多く積んでいるRecursionの学生は、その姿勢がすでに身についていると感じます。そこは大きな強みだと思います。

スタートアップで働く魅力と成長環境

メガベンチャーと比べたとき、ログラスならではの魅力はどこにありますか?

やっぱり一番大きいのは、意思決定の距離の近さですね。その分、裁量と責任は大きいですが、スタートアップなので組織の階層がそこまで多くなくて、開発チームの議論がそのままプロダクトの方向性に影響することもあります。

よく「意思決定のバッターボックスに立てる」と言うんですが、これは単に忙しいという意味ではなくて、自分の考えがプロダクトに反映される機会が多いということです。

新卒でもその環境に入ることになるんですか?

新卒だから意見を言えない、という雰囲気はありません。もちろん経験の差はありますが、1人のエンジニアとしてどう考えるかを常に求められます。

ログラスが描く新卒エンジニアのキャリア

入社後、新卒エンジニアにはどんな成長を期待していますか?

私たちは、できるだけ早い段階から、開発の中心メンバーとして活躍してほしいと思っています。ログラスでは、一般的な企業と比べるとかなり速いペースですが、3年目くらいには開発リーダーを任せられる人材になってほしい、という期待があります。

もちろん最初からすべてできる必要はありません。ただ、技術を学ぶだけでなく、プロダクト全体をどう良くするかを考えながら成長してほしいですね。エンジニアリングとビジネスの両方を理解して、将来的にはチームやプロダクトをリードできる存在になることを期待しています。

新卒の方には、どんな姿勢を持って入社してほしいですか?

一番は「バリュー・カルチャーの体現者になってほしい」というところです。 組織の規模が拡大すればするほど薄まっていきかねないものを、新卒の方が入社することでそのカルチャーの濃度を担保し、周囲を巻き込んでいく役割を期待しています。

人柄や性格の面では、「素直さ」も持っていて欲しいです。具体的には、変に斜に構えることなく、ネガティブなフィードバックもしっかりと受け入れながら、自己変容できるかといった姿勢もあるといいですね。

ログラスが描く新卒エンジニアのキャリア

最後に、今後の展望や学生へのメッセージがあれば教えてください。

社内ではよく「ログラスマフィアを作りたい」と話しています。これは、ログラスで経験を積んだ人たちが将来いろいろな場所で活躍して、日本の経済やスタートアップ業界に影響を与える存在になってほしい、という意味です。

もちろん長く一緒に働いてほしいですが、それ以上に、ここで得た経験をもとに大きく成長してほしい。ログラスを、人が育つ場所にしたいと思っています。

基礎力と思考力がしっかりしている学生さんは、そういう環境で大きく伸びるポテンシャルがあると感じています。難しい課題に挑戦し続けたい人には、すごく面白い場所だと思います。

学びと現場をつなぐRecursionの役割

今回のログラスへのインタビューを通して印象的だったのは、ログラスが求めているのは単なる「技術ができる人」ではなく、基礎力と思考力を土台に、変化の速い環境で学び続けられる人材だという点でした。

実際に評価されている学生の話からも、コンピュータサイエンスの理解や課題に粘り強く向き合う姿勢が、スタートアップの現場で強みになっていることが分かります。

Recursionが目指しているのも、まさにそうした基礎力と学び続ける力を育てることです。学習の積み重ねを企業の現場につなげることで、学生と企業の双方にとって価値のある出会いを生み出していきたいと考えています。

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